お寺で朗読
今年も いつでも絵本の読み語りを舞台にのせる
心準備はできていたのですが。コロナ感染禍で
見送りとしました
効果音は尺八 チェロの組み合わせでどうでしょうか
絵本は語られて絵本になる
絵本のお話は語り手の声に乗せて表現されたその瞬間、活字のメディアから離れて表現者固有の心の映像世界に変貌するのです。
その語り手にしか持ち合わせない固有の声の色合い、艶、奥行が、多彩な
表現の働きと 一体になり、物語に豊かな、微妙なニュアンス、彩を醸し
出すことになり、聞き手の心を魅了するのです。どう表現すれば、
お話をリアルな 映像にして聞き手の前に提供できるか、聞き手の想像を豊かにふくらまして、
お話に心を浸し 心いくまでお話を楽しめるか、全て読み手の表現力に
かかってきます。同時に表現は読み手固有のもの。ですから同じ物語でも
読み手が変われば、味わいが違う。それがまた、語りの面白いところ。
お話の語りを聞くということは子どもたちにとって、これから始まる
未知の冒険の旅です。読み語りの第一声は心躍る旅の始まりです。
文章なりお話を声で表現する前に取りかかること、それは、くり返し
読み込んでお話のテーマ、内容、文章の意味を正しく読み解くこと。
その上でどう表現するか文章に添って考えチェックを入れていく。
メリハリをつけるとか、足りないとかという際も、表現者自身の勝手な
思い込みに流れてはいないか考えることです。
そうでないと不自然な節回し、読み手の単なる読みグセで終わってしまう。
それは折角の面白いお話を貧しいものにしてしまいます
常に文章の意味に添った自然な読み方に持っていくよう心がけたいですね。
そうなってはじめて聞き手の心が、お話をすんなり受け止めてくれる のですから。
自然な読み方とは その文章、お話の内容に合った適度のメリハリ
メリハリの弱い表現は、せっかくのお話の味わいを壊してしまう
というのも事実です が、一方で過剰な表現は禁物
ではメリハリには 何が? 間の置き方 抑揚のつけ方
読みの緩急などなど。
お話を包む微妙なニュアンスを どう表現すれば出せるか
難しいところです。
手始めに聞き手の想像のお手伝いをする気持ちで始めてみましょう。
絵本の力 聞き手の力 そして 語り手である自分の力を信じて
読み語りボランティア
育成講座 2022 コロナ禍で 今回は見送りとしました。
開催期間 令和4年9月~10月
場所 青森市 つがる市 三沢市
毎回 午後1時30分分~3時00分
内容 各市 2回開催
第1 回 ① 講義 絵本を楽しむ 絵本に学ぶ
よい絵本とは 絵本の言葉に学ぶ
② 講師による絵本の読み語り
作品 やまんばのにしき ぶん まつたに みよこ
え せがわ やすお
だいじょうぶだいじょうぶ いとうひろし 作・絵
第2回
テキストに添って絵本の読みの実習
教材 かさどろぼう シビル・ウエタシンへ
場所 青森市 青森駅前 アウガ5階
男女共同参画プラザ 研修室
その他の市では 図書館(予定)
募集人数 各会場とも 20名程度
当日 直接 会場にお出でください
受講料 未定
講師 池谷賢一 フリーアナウンサー
文章の表現次第で聞き手の想像が刺激され、お話が
鮮やかな絵となって、お話の味わいが聞き手の心に
沁みこんでくるのです。
艶やかな言葉、美しいことば、リズムに彩られて聞き手の前に提供され、お話の交響曲が始まるのです。
朗読の部屋
永訣の朝 宮沢賢治
橋の下 山本周五郎
二十三年 山本周五郎
神無月 宮部みゆき
山月記 中島敦
高瀬舟 森鴎外
静かな木 藤沢周平
葉っぱのフレディ いのちのたび
レオ・バスカーリア