令和元年度事業
プロから学ぶ読み語りボランティア育成研修会
対象 これから読み語りを始めてみたい方
開催日時 令和元年 9月28日(土) 午後1時30分~午後 2時45分
場 所 青森駅前アウガ5階 男女共同参画プラザ 研修室
内 容 (1)絵本の読み語り かさどろぼう(スリランカのユーモラスな昔話)
(2)声による表現の実際を学ぶ
(使用テキスト)さくらのさくひ 矢崎節夫・文 福原ゆきお・絵
参加者 15名
令和2年度事業
コロナ禍ですべての事業が見送りとなりました。
令和3年度事業
事業名 国語力を伸ばす朗読教室と絵本の読み語り
実施会場 青森市内 千刈小学校他6校
対象 高学年生
米 コロナ禍で一旦は見送りとなりましたが、その後
状況が好転。青森市内で2校が復活
三内西小学校 合浦小学校で実施へ
・開催校 青森市合浦小学校
対象 5年生 6年生 各1クラス
実施日 10月28日(木)
内容 絵本の読み語り
だいじょうぶだいじょうぶ いとうひろし さく・え
かさどろぼう シビル・ウエタシンヘ 作
朗読の実技指導 教材 葉っぱのフレディ レオ・バスカーリア 作
・会場 青森市三内西小学校
対象 6年生 2クラス
実施日 11月22日(月)
内容 絵本の読み語り 詩集 永訣の朝 宮澤賢治
やまんばのにしき ぶん まつたにみよこ
え せがわやすお
朗読の実技教材 葉っぱのフレディ レオ・バスカーリア
生徒たちから寄せられた感想です。スペースの関係でほんの一部ですが紹介させて
もらいます。とても参考になりました。私のこれからの活動に生かしていきます。
ありがとうございました。いつの日か皆さんの学校にも。
お話は楽しい お話は虹色!
・私は朗読会で元アナウンサーの朗読を聞くまで、宿題の音読で大事なところは強調するという
ことをあまり意識していませんでした。実際に、アナウンサーの朗読を聞いて、「すごいなあ」と
思いました。強弱があって、聞いているこちら側には、傳えたいことがすぐ分かり、とても聞き
やすかったからです。強弱や読む速度を意識する、しないでは違いが大きく出ると思いました。
アナウンサーの朗読を生で聞く機会なんてないと思うので貴重な体験ができてよかったです。
毎日の音読に生かして音読のレベルを上げていきたいです。
・ 池谷さんの朗読会に参加してみて最初は、こういう本もあるんだという気持ちで読んでいました。
でも池谷さんのお話を聞いて、本のよさや文章の中にかくれている言葉の意味などを知ることが
できました。そして、本を心の中で読むだけでなく声に出して読むと筆者が強調したいところが
分かりました。そうすることで本に隠されている意外な一面も知ることができてよかったです。
これからは、教えてもらったことを心がけながら本を読みたいと思いました。今日は朗読会を
開いてくださり、本当にありがとうございました。
・ぼくはこれまで音読などが苦手で聞き手にあまり傳えられていませんでした。しかし、池谷さんの
朗読会を実際に聞き、やってみると自分で伝えたい文章や思いをうまく伝えられた気がしました。
特に」進歩してことはしゃべるテンポです。今までは、間をたくさんあけていましたが、違い
ました。同じ意味のことばのところは、あまり間を置かずに話すことで、聞き手にとって逆に
意味が伝わりやすいことが分かりました。これからは、この朗読会の経験を生かし音読や読み
聞かせの時に、今回分かったことを使い、聞き手に、自分が表現したいことを伝えて、更に
そこから本を読む楽しさにもつながるようにしていきいです
・池谷さんの朗読やお話しを聞いて、その場の情景、雰囲気が伝わってきました。お話を聞いて
文章に句点があっても、意味がつながっているか、そうでないかで区切ったり、強調したい
ところと、そうでないところかで分けて素直に読むことで、聞き手に伝えることができると
分かりました。これからは池谷さんの言ったポイントを考えて発表や仕事などにも生かせるように
音読にも気をつけたいです。貴重な体験をさせてくださり本当にありがとうございました。
・くり返し音読することが大切だということも分かりました。今までは本を読むのが好きじゃ
なかったけど、今回学んだことをやっていけば、本を読むのが好きになりそうです。
読み聞かせを聞いていて、お話がすごく分かりやすくて、読み手がいろいろなことを
意識しながら読んでいるのが分かりました。
・これからは家で音読するときは、今日学んだことを意識して、これまでより良い音読をしたいです。
「葉っぱのフレディ」のお話が心に残ったので、音読の時に読んでみようと思います。
・これまでは本に興味がなかったけれど3冊のお話の絵を見ながら聞いていたら、本も読んでみたい
なと思うようになりました。特に面白かったのが「葉っぱのフレディ」でした。みんなで一斉に
読んでみて、はじめは棒読みだったのが、どんどん楽しくなって、たくさん抑揚をつけながら、
うれしいところは、うれしい感じで音読のことをめました。これからは、本を読むときには
習ったことを生かしたいと思いました。
・今日の朗読会で池谷さんに教えていただいた読み方で実際に読んでみると、いつも の音読とは
全然違いました。池谷さんの読み方を聞いていると、本の絵が、実際は動かないけれど本当に
しゃべっているように見えました。今日学んだ「間の開け方」や「強調」を頭に入れながら
学習発表会などにも生かせたらいいなと思います。
・ぼくは、この朗読会で苦手な音読のことをいろいろ教えてもらって少しは音読をもっとやりたい
という気持ちになったことがよかったです。そしてぼくたちも一緒に読むことができてよかった
です。読んでもらった「葉っぱのフレディ いのちの旅」を自分で読みたいです。
・朗読や音読をするときに、教えてもらったことを活かし、心をこめて、ていねいに朗読します。
朗読するときは、「気持ちを込める、はっきり話す、とぎれない」ことをしっかり意識しようと
思いました。池谷さんが朗読してくれた「やまんばのにしき」は、とても素晴らしいと思い
ました。
・池谷さんの朗読を聞いて、自分で工夫して読もうとすることで、読んでいる時の表情や気持ちを
伝えることができるということが分かりました。そして、マイクといったデジタルな器具を通さ
ないで直接、自分の声で語ることが、読み手としての気持ちが入ることも分かりました。
・三つのお話の中で自部が好きだなと思ったお話は、「葉っぱのフレディ」でした。何が
面白かったかというと、一つ一つの文章で、声の音量が違うということで、想像もとても違って
くるということです。
これからは自分で本を読むだけだなく、小さい子たちに、今日教わったことに気をつけながら
本を読んであげようと思いました。
・文章に意味、作者の思いが伝わるような読み聞かせをしたいです。将来、アナウンサーや保育園の先生
読み聞かせをするようになったときは、今日の池谷先生の朗読やお話を生かせるといいなと思いました。
・朗読を通して物語を聞くことは、普通に本を読むより、その場面が頭に浮かびやすいし、本の世界に
いるような感じがしました。「永訣の朝」は、宮沢賢治の悲しい気持ちや、みぞれが降っている光景が
想像できました。「葉っぱのフレディ いのちの旅」は、新緑のさやかな感じや、季節の移り変わりの
様子などが頭にうかびました。聞いている人に、内容をより理解してもらうためには、読んでいる人が
しっかり理解して伝えないと、内容を理解してもらえないということがわかりました。
・池谷さんが「永訣の朝」を読みました。声の大きさが全然変わらなくて、すごいとおもいました。
「やまんばのにしき」では、物語よりも池谷さんの読み方をまじめに聞いていました。
「葉っぱのフレディ」では、池谷さんが、ゆっくり読むか、強く読むとおしえてくれたおかげで
うまく読めました。いい経験になりました。楽しかったです。
・お話を聞く前は、ふつうのお話を聞くだけだと思っていました。
聞いてみて思ったのが、強調したい言葉をしっかり、はっきり言っていることです。特別意識
しなくてもすっと入ってくるのですごいなと思いました。ずっと同じ音程で淡々としゃべる の
ではなく、抑揚をつけた話し方で聞いている人をあきさせない工夫もすごいと思いました。
「葉っぱのフレディ」で、読み方の工夫を教えてくださって、それを少しでも意識すると、とても
よくなりました。それこそアナウンサーになれた気分だったし、お手本を聞かせていただいた時に
しっかり聞くと一音一音とてもていねいに読んでいて本当にすごいなと思いました。これからは
教えていただいたことを忘れずに音読などに生かしていきたいと思います
・今日の朗読会で、文書を読むときは一行一行で何を伝えたいのかを想像して読むと相手に伝わりやすい
ということを学びました。元アナウンサーは、ていねいに相手に伝わるように読んでいました。ぼくも
同じように読んでみました。すると初めに読んだ時よりも、すらすらとていねいによめました。これが
相手に伝わりやすい読み方かと思いました。
・11月22日に三内西小学校で朗読会をやるという時は楽しみではなかったです。話す人によってお話の
内容の聞きとり方が変わるということはないと思っていました。読む人によってお話の情景や会話の
読み方も変わらないと思っていました。でも朗読を聞いてみて、読む人によって会話のとらえ方も
変わったし、内容の聞きとり方も変わったのでびっくりしました。聞いていてすごく感動しました。
朗読してくれたアナウンサーの人の声が、すごくいい声だったので楽しかったです。読む練習では
相手が聞きやすい読み方もわかりました。これからは、もし、読み聞かせをする機会があれば、
教えてもらった読み方で楽しませたいし、喜ばせたいです。
事業名 読み聞かせボランティア初心者研修講座
青森市市民活動活性化補助金事業
開催期日 第1回 令和 3年 8月 21日(土)
第2回 10月17日(日)
時間 毎回午後 1時30分~午後 3時00分
会場 青森市駅前 アウガ5階 男女共同参画プラザ 研修室
受講料 無料
内容 講義 絵本を楽しむ 絵本の言葉に学ぶ
参加者数 26名
講座に参加された方々の声 温かい励ましになる言葉をいろいろ
下さり,ありがとうございました
今回は じめて参加しましたが、わかりやすくて良かったと思います。
チャレンジしたいと思いながらも場所が遠くて行けなかったことも
しばしばです。ここだときやすいので毎年のようにやってほしと
思う程です。 2回目も楽しみにしています。本日はお疲れさまでした。
浪岡で読み聞かせボランティアの会に入ってまだ浅いのですが、
自信がなかったので参加しました。今、小3と小1の子供がいて、
よく読み聞かせはしていますが、家での読み方と、学校に行っての
読み方と、同じでよいのかとか悩んでいましたが、『読み手の力を
信じる』のことばで自信をもってやってみようと思いました!
『3っの力を信じる』に勇気をいただきました。今までどんな方の
読み聞かせを聞いても楽しかったので、それでいいんだなと
思えました。
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先生の言葉がきれいで、とても聞きやすかったです。
「場面が鮮やかに浮き出るように」とか。美しい日本語で私も
話したいと思いました。
池谷さんの「だいじょうぶだいじょうぶ」という言葉の響きが
とても素適だなあとかんじました。
よい絵本の紹介 ありがとうございました。
自信をもってということを強く感じました。
今日はありがとうございました。
絵本学の学のおはなし勉強になりました。
読み聞かせのイメージがわかりました。
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お寺で朗読
今年も いつでも絵本の読み語りを舞台にのせる
心準備はできていたのですが。コロナ感染禍で
見送りとしました
効果音は尺八 チェロの組み合わせでどうでしょうか
絵本は語られて絵本になる
絵本のお話は語り手の声に乗せて表現されたその瞬間、活字のメディアから離れて表現者固有の心の映像世界に変貌するのです。
その語り手にしか持ち合わせない固有の声の色合い、艶、奥行が、多彩な
表現の働きと 一体になり、物語に豊かな、微妙なニュアンス、彩を醸し
出すことになり、聞き手の心を魅了するのです。どう表現すれば、
お話をリアルな 映像にして聞き手の前に提供できるか、聞き手の想像を豊かにふくらまして、
お話に心を浸し 心いくまでお話を楽しめるか、全て読み手の表現力に
かかってきます。同時に表現は読み手固有のもの。ですから同じ物語でも
読み手が変われば、味わいが違う。それがまた、語りの面白いところ。
お話の語りを聞くということは子どもたちにとって、これから始まる
未知の冒険の旅です。読み語りの第一声は心躍る旅の始まりです。
文章なりお話を声で表現する前に取りかかること、それは、くり返し
読み込んでお話のテーマ、内容、文章の意味を正しく読み解くこと。
その上でどう表現するか文章に添って考えチェックを入れていく。
メリハリをつけるとか、足りないとかという際も、表現者自身の勝手な
思い込みに流れてはいないか考えることです。
そうでないと不自然な節回し、読み手の単なる読みグセで終わってしまう。
それは折角の面白いお話を貧しいものにしてしまいます
常に文章の意味に添った自然な読み方に持っていくよう心がけたいですね。
そうなってはじめて聞き手の心が、お話をすんなり受け止めてくれる のですから。
自然な読み方とは その文章、お話の内容に合った適度のメリハリ
メリハリの弱い表現は、せっかくのお話の味わいを壊してしまう
というのも事実です が、一方で過剰な表現は禁物
ではメリハリには 何が? 間の置き方 抑揚のつけ方
読みの緩急などなど。
お話を包む微妙なニュアンスを どう表現すれば出せるか
難しいところです。
手始めに聞き手の想像のお手伝いをする気持ちで始めてみましょう。
絵本の力 聞き手の力 そして 語り手である自分の力を信じて
読み語りボランティア
育成講座 2022 コロナ禍で 今回は見送りとしました。
開催期間 令和4年9月~10月
場所 青森市 つがる市 三沢市
毎回 午後1時30分分~3時00分
内容 各市 2回開催
第1 回 ① 講義 絵本を楽しむ 絵本に学ぶ
よい絵本とは 絵本の言葉に学ぶ
② 講師による絵本の読み語り
作品 やまんばのにしき ぶん まつたに みよこ
え せがわ やすお
だいじょうぶだいじょうぶ いとうひろし 作・絵
第2回
テキストに添って絵本の読みの実習
教材 かさどろぼう シビル・ウエタシンへ
場所 青森市 青森駅前 アウガ5階
男女共同参画プラザ 研修室
その他の市では 図書館(予定)
募集人数 各会場とも 20名程度
当日 直接 会場にお出でください
受講料 未定
講師 池谷賢一 フリーアナウンサー
文章の表現次第で聞き手の想像が刺激され、お話が
鮮やかな絵となって、お話の味わいが聞き手の心に
沁みこんでくるのです。
艶やかな言葉、美しいことば、リズムに彩られて聞き手の前に提供され、お話の交響曲が始まるのです。
朗読の部屋
永訣の朝 宮沢賢治
橋の下 山本周五郎
二十三年 山本周五郎
神無月 宮部みゆき
山月記 中島敦
高瀬舟 森鴎外
静かな木 藤沢周平
葉っぱのフレディ いのちのたび
レオ・バスカーリア
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